コトブキヤ レイキャシール Ver.APSY



パッケージサイドのこのデザインに「わかってるなぁ……」と感激した自分。
てな感じでレイキャシールのプラモのレビューしていきたいと思います!

レイキャシールとは、セガから販売されたオンラインゲーム「ファンタシースターオンライン」のキャラクター。
このゲームはオンラインゲームですので、自分でキャラクターを作るわけです。
その中からレンジャー(職業の一種。銃器の扱いが得意)×アンドロイド(種族の一種。いわゆるロボ)×女性の キャラクターが彼女なのです。
さらにゲームだと一部パーツの変更やカラーリングのチェンジが出来るのですが、今回はデフォルトカラーです。
そしてゲーム中デフォルトカラーのレイキャシールは「エルノア」という名前で登場しストーリー内でも重要な役割を持っています。



というわけでプラモのほうを見て行きましょう。Ver.ASPYの名のとおり、原型師の浅井真紀さんが設計されたものです。
浅井さんは過去にガレージキットでレイキャシールを製作していたのですが、このレイキャシールはそのプラモ版と言った感じのものなのです。
自分も昔そのガレージキットが欲しいなぁと思いつつ色々と手が出ないでいましたので、今回のプラモ化は実にありがたかったです。

組み立てた簡単な感想ですが、結構クリアランスとかがギリギリなところが多いので、細かいパーツは接着したほうが良いかなと思います。
両肩のボールジョイント受けと、わき腹のパーツ接続受けが白化してしまう現象が起こっていますので注意。
あと他にもチマチマ手を入れています。
例えば股関節と首の軸に真鍮線を仕込んだり、手首パーツ削ったり(後述)。
浅井さん自身が注意点な どをまとめていますのでそちらもご確認ください。


色々とポーズつけてみます。
肘は一軸ですが150度ほど曲がりますので可動範囲的には十分だと思います。
手首と肩の胴体側の関節はボールジョイント、肩の片側は一軸関節です。
上腕にはロール軸があり、肩アーマーはそれとは別にロールするので干渉しないように逃がす事ができます。

首は胴体側と頭部側にそれぞれボールジョイントがあります。
首側のボールジョイントは折れやすいそうなので注意。
ちなみに瞳パーツは塗装済みです。



このプラモの一番の肝ともいえそうなのがこの胴体の可動でしょうか。
凄いです、物凄く動きます。
胴体が3ブロック(胸部・胴背中・胴腹)にわかれており、胸部部分にボールジョイント。
胴背中には上下に一つずつ軸可動があり、下側の軸は胴体腹に繋がっています。
また、ブラジャー(?)の部分が独立可動するので隙間隠しとして利用できるようになっています。



続いて足回りの可動範囲。
股関節と腿のロール軸がボールジョイントになっています。
この腿のボールジョイントが結構肝で、足を綺麗にそろえたり、大きく開いたりするのに役立ちます。
膝は二重関節ですが、メインはすね側の関節で、そちらだけじゃ曲げが足りない場合は腿側の関節を動かします。
これにより、足のラインの美しさを損なわずに大きく可動することが出来るようになっています。
足首は前後と左右がそれぞれ別の一軸関節で動き、接地性は良いです。
ただ足の裏が極端に小さいので、安定性を出すためにかかと側にアンカーパーツが搭載されています。



付属品一覧
左上から武器のショット、スタンド接続用背中パーツ、ハンドガン、セイバー×2種。
手首は握りこぶし、銃持ち手、平手、剣持ち手、開き手の5種類が左右1セットずつ。
ちなみに手首パーツは全て接着してあります。そのままだとポロポロとれるので接着推奨。



ショットは大型のために左右を持ち手に差し替えて装備します。
先端のウィング状の部分は開閉し、起動状態と待機状態を再現できます。
白一色でシールなどもないので、自分で塗らないといけないですね。
しかしフォトン部分を好きな色に塗れるので基本型の武器なら色々と再現できると思います。



ハンドガン。こちらも白一色で塗装しないといけないパーツですね。
ゲーム中のサイズに比べるとだいぶ小さいのが気になります。
そういえば武器は原型師さんが違うそうです。



セイバー×2種。
それぞれ形状が違いますがどちらも設定資料に載っているものですね。
ゲーム中のデザインに近いのは左手に持っているほうです。
こちらはクリアグリーン一色ですので、グリップ周りの塗装が必要ですが、塗らなくてもそこそこ見栄えが良いのではないかと思います。
ちなみにゲーム中では二刀流は出来ません。



スタンド接続パーツを装着すると画像のように3mm軸を持つスタンドを利用することができます。
スカートパーツは腰の後ろにボールジョイント接続されており、ある程度可動します。
また、サイドのスカートパーツは左右に開く事が出来るので、脚部の可動を邪魔することがありません。



ちなみに先ほど手首パーツに改造を施していると書きましたが、上のような改造をしてあります。
ほんのちょっとけずるだけですが、これをしておけば手首パーツを接着しても武器を持たせることが出来ます。
(説明書だと手首パーツをばらしてから持たせるように指示されている)



またこの改造をすると結構色んな武器を流用できたりするようになります。
画像はHGUCのガンダムのビームライフル。
グリップが平たいパーツは結構色々いけます。



同じ浅井さんが設計している神姫と。
可動範囲的にはレイキャシールは神姫のバージョンアップ版と言えるでしょうか。
しかしその分華奢というか扱いに注意が必要なところがありますね。



以下色々画像


羽根ー。



ノワールストライカーとビームピストル。



セラフィム背負って4刀流。



マダムノヒガサがわりに和傘なんてのを。
グリップは丸いですが2mmなのでいけました。
3mmの丸いグリップだとちょっと厳しいですねー。



武化舞可の號刀。
アンカーのおかげでバランスの悪くなりそうな装備も結構持てます。



お尻がセクシーですね。



M字開脚とかも出来ますグヘヘ。



にゃんにゃんポーズ。パンサーテイルとか欲しいですね!
無表情なんだけどポーズつけてるとそのポーズにあった表情をしているようにも見えたり。


そんな感じでレイキャシールでした。
この商品が出ると聞いたときはまさか!と思いました。
コトブキヤさんには驚かされっぱなしです。

PSOの商業的な立体物ってガチャとスタチューぐらいだったんじゃないでしょうか?
それが今の時期にこうしてプラモでアクションさせられるなんて幸せです。
構造的に慎重に扱わなきゃいけない部分もありますが、出てくれた事に感謝です。





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